用語説明
PFI:プライベート・ファイナンス・イニシアチブの略。PFIとは、公共事業(建設・運営)に民間(P)の資金(F)・創意工夫(I)を導入し、実施するサービスのことをいう。つまり、事業の効率化や質の向上を図るための事業方法の一つであり、民間に財源負担の肩代わりや建設事業の割賦払いを負担させるというものではない。一般的には、公設民営といういわれかたをする。
PPP:パブリック・プライベート・パートナーシップの略。民間委託、民営化、独立行政法人化などの事業推進手法を通して、従来公共で行われていたサービス分野を民間に開放することを言う。PFIもPPPに含まれる。
NPM:ニュー・パブリック・マネジメントの略。積極的に民間部門の経営理念・手法(いわゆる市場原理)等を公的部門に導入し、行政の効率化・活性化を目指す。NPMは、PPPやPFIを含む。
FS:フィジビリティ・スタディの略。具体的な項目を挙げ、机上で検討すること。
バイオマス:エネルギー再生可能な、生物由来の有機性の資源のことをいう。具体的には、もみがら、生ごみ、家畜排せつ物、木くずなどを指す。
生活環境影響評価:周辺地域における生活環境(具体的には、大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭などの項目)の現況を把握するとともに、施設の稼働が地域の生活環境にどのような影響を及ぼすのかを把握する環境調査のこと。
ミティゲーション:開発などによる環境影響を回避、最小化、または代償することを指し、この順序で優先されるべきとされている。すなわち、環境影響はまず回避されるべきで、回避できない影響は最小化を図り、回避も最小化もできない影響については代償すべき、という考えである。修復という意味も含まれる。
ビオトープ:ドイツ語のバイオ(生物)とトープ(場所)を合わせた造語で、「生物が生息する場所」という意味。最近では,色々な種類の生き物が,自分の力で生きていくことのできる自然環境をそなえた場所を,ビオトープと呼ぶこともある。自然にある森や林,湖や池は代表的なビオトープである。